家綿・衣更着の日記帳
家綿・衣更着
2024年4月17日
【0】
『楽曲名「ユーベルコード」は、第六猟兵における「最も特徴的なゲームシステム」を表す言葉であり、楽曲自体にも、この世界の謎が数多く隠されています。』
とされていた、主題歌「ユーベルコード」。
(この公式文章があったページ、今はもういけなくなってるっぽい?)
この謎、おいらなりの答えができたので日記にメモしておくっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【1】
最初に結論を。
・骸の海は心を持ってしまったが故に苦しみ、殺してもらおうとしている。
・オブリビオン(おそらくフォーミュラ)は世界を大切に想っており、世界の敵を破壊したい。
・オブリビオンにとって第六猟兵の世界は偽物の世界。
以上がこの主題歌を、第六猟兵内の情報と照らし合わせて読み取れた情報となります。
関連考察もありますが、とりあえずなぜこの結論になったのか順を追って説明したいと思いまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【2】
この歌には三人の登場人物が出るっす。
歌っている「僕」と、「誰か」と「あなた」っすね。
まずはこれがそれぞれ誰かを明らかにするっす。
ただ、この歌を考察しようとした人は知ってるかもしれませんが、まともに解釈しようとするとどうやっても矛盾し意味不明になるっす。
この歌を歌っているのが一人だと考えると、どうしてもおかしくなる。
だから、この歌を歌っている「僕」は二人以上いる。
これが本考察の前提っす。
前提を解き明かすまでもだいぶ長いので、結論から見たい場合は【10】まで飛ばしてくださいっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【3】
登場人物の中で最も確定させやすいのは「あなた」っす。
「生きている」「否むものがいる」「泣かない」
猟兵やオブリビオンだと泣けるので違う、骸の海などは生きてるかと言われると…
生きていると形容出来て、危機的状況にある、心を持ってると見做されていない存在、おそらく答えは『世界』っす。
『僕』の一人は、世界のことを想ってるんすね。
「あなた」の登場する一番の(嗚呼~)と二番の(いつしか~)と(『m'aider』この身が~)の三か所はこの『世界を想う僕』が歌ってる部分っす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【4】
次に考えるのは「誰か」っす。
正確には「息を絶つ誰か」。
このシーンで死んでいるのか?それとも死んだ存在であるオブリビオンを指しているのか。
歌詞の流れなんすけど、この後「咲いた悼みが散」ってるっす。
「咲いた悼み」は世界に染み出した死人、即ちオブリビオンと考えられ、それが散る、つまり死んでるっす。
ここまでの歌詞で死んでる可能性があるのは「息を絶つ誰か」のみ。
そのため、この「誰か」はオブリビオンだと考えられまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【5】
ほかにも、「絶望の海に餐まれ」てるものオブリビオンっぽいっすね。
つまり、歌ってる『僕』の一人はオブリビオンを見てるんす。
またこちらの『僕』は「心なんていらない」とも言っており、本来心を持たない存在っぽいっすね。
オブリビオンを見ていたり、心なんていらないと言っている部分、
一番の(息を~)、(『m'aider』この世を~)と、二番の(継ぎ接ぎ~)、(『m'aider』この世を~)、
この四か所はオブリビオンを見ている『心なんていらない僕』が歌っていると考えられまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【6】
そうなると誰が歌ってるか明らかになってない歌詞は三か所。
一番の(0と1の~)と二番の(絶えず~)と(0と1の~)っす。
一番の歌詞では冒頭でオブリビオンは「息を絶つ」、つまりその瞬間に死んだとも解釈できたため、その後のセリフは死にかけて呟いた言葉、「咲いた悼みが散った」ことで骸の海が悲しむ、という流れと考えてるっす。
この考えに基づくと、(絶えず~)でオブリビオンが死んでないと、一番の最後で「現実に堕ち」つまり世界に舞い戻ってきてるのに、死亡描写がないまま「絶望の海に餐まれ」ることになる。
だからこの「死を踏み」はオブリビオンの死体を踏んでる描写、つまり『僕ら』は猟兵達で、時間の流れを護ったシーンだと考えられまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【7】
最後になった二つの(0と1の~)。
ここまでの歌詞を歌ってると思われるのは、
(息を~)が『心なんていらない僕』
(嗚呼~)が『世界を想う僕』
(『m'aider』この世を~)が『心なんていらない僕』
(絶えず~)が猟兵達、
(継ぎ接ぎ~)が『心なんていらない僕』
(いつしか~)が『世界を想う僕』
(『m'aider』この世を~)が『心なんていらない僕』
(『m'aider』この身が~)が『世界を想う僕』
法則として「前後の歌詞を歌ったのと別の人が歌ってる」っすね。
だから一番の(0と1の~)は猟兵でも心なんていらない僕でもない『世界を想う僕』、
二番は世界を想う僕以外…猟兵に思えないので『心なんていらない僕』だと考えてるっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【8】
誰が歌ってるか明らかになったので、今度は『世界を想う僕』と『心なんていらない僕』が誰、もしくは何か考えてみるっす。
特徴的な部分として、『心なんていらない僕』は「この世を滅ぼす愛」で「終わらせて」欲しい。
一方で『世界を想う僕』は「あなた(世界)を否むすべて」を「壊す」つもりのようっす。
この二つはこのように繋げることができるっす。
「
『心なんていらない僕』は『世界を想う僕』の「この世を滅ぼす愛」で「終わらせて」欲しい。
『世界を想う僕』は「あなた(世界)を否むすべて(の『心なんていらない僕』)」を「壊す」。
」
そして『心なんていらない僕』が見ているのはオブリビオン。
つまり『世界を想う僕』が「この世を滅ぼす愛」を持つ、オブリビオンだと見えてくるっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【9】
最後になった『心なんていらない僕』の正体を考えてみるっす。
推定心を持たない存在であること、オブリビオンが破壊したがっていること、世界を否む存在であること。
最初、おいらは世界自身が心を持ったせいで自殺したがってるのかと思ってたんすけど、歌詞の解釈が通らなかったっす。
結局のところ総当たりで当てはめたり、メタ考察した結果、
『心なんていらない僕』は「骸の海」だと判断しまっす。
決め手は『聖杯剣揺籠の君』の予兆にて彼女が「骸の海」を破壊したがっていること。
「骸の海そのもの」を自称する混沌氏が予兆でカタストロフ(オブリビオンによる世界の滅亡)を望むのも、本考察に合致すると考えまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【10】
登場人物をまとめるっす。
この歌に登場するのは「僕」と、「誰か」と「あなた」。
「誰か」はオブリビオンであり、
「あなた」は世界を指すと考えられるっす。
そして「僕」は三人いたっす。
オブリビオン、骸の海、猟兵っす。
オブリビオンは「あなた」、つまり世界のことを想っていたっす。世界を否む骸の海を破壊すると決意するほどに。
骸の海は心を得たことに苦しみ、芽生えた想いを終わらせて欲しいとオブリビオンに期待してたっす。
猟兵はオブリビオンを倒して時間の流れを護ってたっすね。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【11】
登場人物が確定したので、次は「世界を滅ぼす愛」とはなんなのか考えるっす。
先にも出した『聖杯剣揺籠の君』…歌詞を意識した行動をとっている彼女の行動と合わせると、オブリビオンの行動はこうなるっす。
「世界が大好きだから、世界の敵である『骸の海』を壊す。そのために世界を滅ぼして力を得る」
なるほど、世界を滅ぼす愛っす。
……でも守るはずのものを滅ぼすのは矛盾してるっす!
これを解決できる解釈の鍵は、歌詞の中でオブリビオンが「0と1の狭間に鎖された現実に堕ち」てることにあるっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【12】
0と1の中にある現実、これは電脳上に構築された仮想現実のことっす。
ただし後述する情報から本当に電脳上にあるわけではなく、転じて「偽物の世界」という意味だと捉えられまっす。
つまり、オブリビオンにとって彼らが愛する世界と、滅ぼそうとする第六猟兵の世界は別物という認識だったんす!
おいらたちが住む世界は、彼らにとって本物ではない。
だから、自分自身を犠牲にする覚悟すら決めているオブリビオンは、自分たちが大好きな世界によく似た、偽物の世界を滅ぼし骸の海を破壊する力に変えるんす。
それこそがオブリビオンにとって「残酷なまでに美しい世界」に見えてた理由っす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【13】
では、なぜオブリビオンは第六猟兵の世界を偽物だと思っているのか?
思いつくのは二つ。
一つは骸の海の洗脳。
オブリビオンは生前は世界を守る存在だったとしても世界を滅ぼそうと動く。つまり洗脳されてる可能性があるっす。
もう一つは、本当に偽物の世界だから。
いやいや、そんな馬鹿な!…って言いたいんすけど…。
「2021年の新年イラスト」に偽物の世界について情報があるっす。
2020年以前に登録したキャラでないと見れないので注意っす。
https://tw6.jp/newyear/2021
家綿・衣更着
2024年4月17日
【14】
見れない人向けに一部文章抜粋。
「やはりここは、骸の海より|再構築蘇生《オブリビオン化》された偽物の世界。
この娘の界渡る肉体と、我が創世の力だけを封じる、世界型超巨大ユーベルコード。」
もし第六猟兵の世界が偽物だった場合。
歌詞の冒頭でオブリビオンが手を伸ばす「見上げた昏い星」…推定「月」こそ彼らが愛する本物の世界だと考えられまっす。
そしてそれは、骸の海目線で「夙に滅びてる」と歌われてるんす。
つまり…第六猟兵の世界はずっと前に滅亡済みで、我々が生きてるのは「骸の海より|再構築蘇生《オブリビオン化》された偽物の世界」となるっす。
そして、洗脳だとなんでオブリビオンが「見上げた昏い星」に手を伸ばすのか不明なことから、おいらは「第六猟兵の世界は偽物で、本当の世界はとうの昔に滅びてる」がこの歌詞の解釈になると考えてまっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
【15】
再度、歌詞だけでなく予兆等の情報からの関連考察も含めてまとめなおすとこうなるっす。
・骸の海は心を持ってしまったが故に苦しみ、オブリビオンに殺してもらおうとしている。
・オブリビオン(おそらくフォーミュラ)は世界を大切に想っており、世界を否む骸の海を破壊したい。
・オブリビオンにとって第六猟兵の世界は|再構築蘇生《オブリビオン化》した偽物の世界。
・だからオブリビオンは偽物の世界を滅ぼし、骸の海を破壊する力に変えようとしている。
・本当の世界はすでに滅びている。本当の世界は「見上げた昏い星」、おそらく「月」。
これが真実なら、やばいっすね。
「尽きる。」果たして何が尽きようとしているのか。
以上、長い考察をお読みいただきありがとうございましたっす。
家綿・衣更着
2024年4月17日
補足、
主題歌の動画において、月が最初と最後、二回アップで映る事からも重要な存在だと考え、「見上げた昏い星」を「月」だと考えてます。
また、動画の(息を~)や(絶えず~)のシーンで世界が歪んで写っている描写は、「世界が二つある」つまり本物の世界とよく似た偽物の世界が存在することを表してると、
同じく(0と1の~)で世界から黒い靄が出てるのは、世界が|再構築蘇生《オブリビオン化》した偽物だからと考えてまっす。
家綿・衣更着
2024年8月20日
(息を~)が『息を絶つ誰か(=オブリビオン)を見ている僕』=骸の海
(嗚呼~)が『「あなた(=世界)」を想う僕』=オブリビオン
(『m'aider』この世を~)が『心なんていらない、オブリビオンを見てる僕』=骸の海
(0と1の~/一回目)=オブリビオン
(絶えず~)が『死を踏み(=オブリビオンを倒し)生きている僕ら』=猟兵達
(継ぎ接ぎ~)が『「絶望の海に餐まれ」(=オブリビオン)を見ている僕』=骸の海
(いつしか~)が『「あなた」を想う僕』=オブリビオン
(『m'aider』この世を~)が『心なんていらない僕』=骸の海
(『m'aider』この身が~)が『「あなた」を想う僕』=オブリビオン
(0と1の~/二回目)=骸の海
家綿・衣更着
2024年8月20日
フォーミュラに過去猟兵っぽいのが複数いる事から、他のフォーミュラにも過去猟兵がいるのではと疑った場合。
『オウガ・オリジン』が現実改変UCで「フォーミュラなき世界の簒奪」をしていることから、「フォーミュラの領域に到達すべく、自ら骸の海に踏み込んだ」過去猟兵とはこれを指す可能性があるっす。
そして『はじまりの猟兵』が「わたし達がすべての発端」と言っていることから、オウガ・オリジンもまた第一の猟兵で、最古のフォーミュラと戦った事から同じく第一の猟兵疑惑のあるライトブリンガーの力で現実改変UCを仲間にも付与し、第一の猟兵達で全ての世界のフォーミュラを簒奪した可能性があるっす。
ライトブリンガーが月を遠ざける行動と合わせて、「見上げた昏い星」つまり月に特別な思い入れを感じることからも、
歌詞解釈でオブリビオンとしていた存在は「第一の猟兵達」かもしれないっす。
家綿・衣更着
2024年8月20日
考察と言うには根拠が微妙っすけど、「骸の海」も補足。
虚神アルカディアの予兆一部抜粋。
「
生命は、絶滅の危機に瀕する程輝き、幾多の強者達を産んできた。
全世界にばらまいた吾がしもべ、『植物』達。
彼らが世界を毒で満たす度に生まれる強者と、吾は戦ってきた。
」
おいらはこの世界を満たす毒とは、世界を滅ぼす存在、つまり|骸の海《オブリビオン》ではないかと疑ってるっす。
だから強者とはオブリビオンを排除すべく選ばれる猟兵達の事かなって(だから第六の猟兵は「生命の埒外」になったのかも)。
だから、骸の海が心を得たのは虚神か世界樹が生命を与え支配下に置いたからで、世界に染み出し滅ぼそうとするのは骸の海…渾沌氏にとって不本意なのかもしれないっす。
だって…第一猟兵達が本当に世界の簒奪をやらかし、「あの者達の為した「赦されざる罪」」がそれを指すなら。
世界を滅ぼす存在のセリフじゃないと思うんすよ。
家綿・衣更着
2024年8月20日
「第一の猟兵達」関連に捕捉っす。
仮に第一猟兵達が世界の簒奪を行い、一度はフォーミュラとして各世界に君臨したとしても、
『はじまりの猟兵』の「二番目から五番目の猟兵達はその構造を悪用し、今や各々が力あるオブリビオン勢力の一角として、骸の海にて権勢を誇っています」のセリフから、
「構造を悪用」したフォーミュラ争奪戦が行われていることが推測され、現在のフォーミュラが全て第一猟兵とは限らないっす。
たとえば獣人戦線で超大国…世界を渡る術を持つ連中同士でやり合ってたのもフォーミュラ争奪戦だった可能性があり、超大国の背後にいる過去猟兵勢力それぞれの支配地域をほのめかしてるのかもしれないっす。
そうなると『はじまりの猟兵』が推定フォーミュラ。
でも情報があるのにモリアーティは入手に動かず、
第一猟兵疑惑の五卿六眼が殺そうとしてる。
はじまりの猟兵は既にアーカイブに堕ちてるかもしれず、考察もずれてるかもしれないっす。